【会見レポート】3年に1度の祭典「第15回世界バレエフェスティバル」概要発表!

 バレエの祭典「世界バレエフェスティバル」が今夏、東京と大阪で開催される。これに先立ち3月5日に都内で会見が行われ、公演概要が明らかとなった。
(2018.3/5 東京都内 J.Otsuka/Tokyo MDE)

第14回世界バレエフェスティバルより
Photo:Kiyonori Hasegawa

 「世界バレエフェスティバル」は1976年の第1回開催以来、3年に1度行われ、国際的なトップダンサーを厳選して招聘、旬のバレエ・ダンサーが妙技を競う催しだ。第15回目の節目となる今回は、7月27日、28日の全幕特別プロ『ドン・キホーテ』(東京文化会館)で幕を開ける。

 現時点で決定している出演ダンサーは、総勢33名。そのうち初登場となるのは、ドロテ・ジルベール、ミリアム=ウルド・ブラーム、レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ(以上パリ・オペラ座バレエ団)、イサック・エルナンデス、セザール・コラレス(以上イングリッシュ・ナショナル・バレエ)、エリサ・バデネス(シュツットガルト・バレエ団)、ダニエル・カマルゴ(オランダ国立バレエ団)、デヴィッド・ホールバーグ(アメリカン・バレエ・シアター)の9名。この他、現在調整中のダンサー、モーリス・ベジャール・バレエ団よりカンパニー推薦のダンサーが参加する予定だ。
 
 幕開けを飾る全幕特別プロ『ドン・キホーテ』は、パリ・オペラ座バレエ団のミリアム・ウルド=ブラームとマチアス・エイマン(7月27日)、イングリッシュ・ナショナルバレエのアリーナ・コジョカルとセザール・コラレス(7月28日)(コラレスは今秋より英国ロイヤル・バレエ団に移籍)が主演。

左より:ミリアム・ウルド=ブラーム、マチアス・エイマン 以上写真2点 C)James Bort/OnP、
アリーナ・コジョカル C)Charlotte McMillan、セザール・コラレス

 
 東京では「Aプロ」「Bプロ」各5公演、8月18日には大阪・フェスティバルホールにて『ドン・キホーテ』(出演:マリーヤ・アレクサンドロワ、ウラディスラフ・ラントラートフ)が上演される。
 また恒例のガラ公演は8月15日に予定されており、創始者である佐々木忠次の追悼の意も込めて『ササキ・ガラ』と題して上演される予定だ(詳細は6月末頃発表)。また次回、第16回目は2021年に開催予定だが、その前年が東京五輪イヤーであることから、2020年の8月半ばに「世界バレエフェスティバル 特別編」を東京文化会館で開催したいとの意向も発表された。

 主催者である日本舞台芸術振興会の髙橋典夫専務理事は第15回の開催にあたり、「世界バレエフェスティバルの生みの親である佐々木が2年前に他界し、今回が没後初の開催で大きな節目となる。2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは様々な文化プログラムが計画されているが、上野は東京文化会館をはじめ文化施設が建ち並び、その中心地となる場所。世界バレエフェスティバルをきっかけに、さらにバレエ界が盛り上がっていけば」と意気込みを語る。

左:髙橋典夫(日本舞台芸術振興会 専務理事)
右:北川一也(株式会社コーセー 執行役員・宣伝部長)

 今回は株式会社コーセーが特別協賛として参加、若い世代にもバレエに触れてほしいと「コーセーU29シート」(Aプロ・Bプロ公演が対象、30席・計300席)が用意された。
 執行役員・宣伝部長の北川一也は協賛に至った経緯について、「全ての企業活動において、化粧品以外のアートやスポーツの振興においても“美”を意識している。世界バレエフェスティバルは世界中の研鑽された美しさが一堂に集い、本物の美しさが観られる機会。流行りものを追いかけるのではなく、本物だという証左を持ったものを皆さんに知っていただきたい。フィギュアスケートの支援などで培ってきたリソースを使って、バレエの“分かりやすさの間口”を作り、一人でも多くの方にバレエに注目してもらいたい」と述べた。

 第1回の開催から42年が経つ世界バレエフェスティバル。髙橋専務理事は、「東京が世界のバレエの中心地となったのは、世界バレエフェスティバルの果たした役割が大きいのではないかと考えている。第1回目の当時は手紙や電報でダンサーとやりとりとりしていた時代で、頻繁に海外からスターを招聘することができなかった。世界バレエフェスティバルが今日まで続いているのは、第1回の成功によるものだと感じている」とこれまでを振り返る。
 また、世界バレエフェスティバルでバレエに興味をもってもらい、さらにバレエブームを高めるために、「例えば、上野を歩く多くの方々をターゲットに、東京文化会館において巨大モニターを設置し、(著作権の問題はあるが)館内で行われているバレエ公演の一部をパブリックビューイングができれば」との考えも示唆した。


【動画】第15回世界バレエフェスティバル プロモーション・ビデオ


【公演情報】
第15回 世界バレエフェスティバル

Aプロ:2018.8/1(水)~8/5(日)東京文化会館
Bプロ:2018.8/8(水)~8/12(日)東京文化会館
ガラ公演:2018.8/15(水)東京文化会館

全幕特別プロ『ドン・キホーテ』
 2018.7/27(金)19:00 東京文化会館

 出演:ミリアム・ウルド=ブラーム、マチアス・エイマン 他

 2018.7/28(土)14:00 東京文化会館
 出演:アリーナ・コジョカル、セザール・コラレス 他

 2018.8/18(土)15:00 フェスティバルホール
 出演:マリーヤ・アレクサンドロワ、ウラディスラフ・ラントラートフ 他

一般発売:東京公演:2018.4/14(土)/大阪公演:2018.3/31(土)
問:NBSチケットセンター03-3791-8888(東京公演)
  キョードーインフォメーション0570-200-888(大阪公演)

http://www.nbs.or.jp/

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