新進舞踊家海外研修員による現代舞踊公演

新世代アーティストたちが魅せるダンスの饗宴

 文化庁の「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」で選ばれ海外留学した気鋭の4人に焦点を当てた公演だ。
 フランスで2年学んだ飯塚真穂は『Winter』を発表。群舞の構成に長ける実力者で、ダンサーだけでなく空間をも躍動させるごときスケールの大きな作舞に注目したい。アメリカに1年留学した津田ゆず香は『March』を披露。ソロ、デュエットの秀作をものにし、異分野とのコラボの経験も重ねてきただけに群舞作品の仕上がりも期待できる。髙橋純一はフィンランドの鬼才テロ・サーリネンの下で1年間研修した。気負いのない踊りを持ち味とし、振付にも意欲的なので今回の『maa – kävellä』も楽しみだ。オランダで1年間勉強した船木こころは繊細かつ力強いソロに定評があり、『滑りやすい坂』ではアンサンブルをどう動かすのか目が離せない。
 今この時代を生きる上で切実に感じることをフィジカルな表現で訴えかけるコレオグラファーたち。彼らの本気を受け止めたい。
文:高橋森彦
(ぶらあぼ2018年2月号より)

2018.2/14(水)、2/15(木)各日19:00 新国立劇場(小)
問:現代舞踊協会03-5457-7731 
http://www.gendaibuyou.or.jp/

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