ぎふ秋の音楽祭2017 “鍵盤の日” 横山幸雄 10時間ショパン連続演奏 LIFE 人生に似たピアノ

ショパンの生涯を一日で辿る驚異のプログラム

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 岐阜県のサラマンカホールは、県民に良質な音楽文化に触れる機会を様々なかたちで提供し、音楽文化の活性化を図っているが、特に主催事業の「ぎふ秋の音楽祭」は、毎回多くの著名演奏家を招き、バラエティ豊かな演奏会が行われる一大イベントである。その中で“鍵盤の日”と題されたシリーズは日本を代表するピアニストたちが趣向を凝らしたコンサートを展開。
 11月18日には横山幸雄が、ショパン・ピアノ・ソロ全166曲を1日で演奏し、ギネスに世界記録として認証された、あの伝説的な公演を再現するかのような10時間連続の全曲ショパンリサイタルを行う。コンサートは全6部。朝11時からピアノ協奏曲2曲(ソロ・ピアノ版)という驚きのスタートを切り、第2〜6部は練習曲やポロネーズにマズルカ、夜想曲などを織り交ぜつつバラードやスケルツォ、幻想曲などの大曲をバランスよく構成したプログラムとなっている。極上の演奏でショパンのあらゆる作品を網羅的に堪能できるこの機会、見逃す手はない。
文:長井進之介
(ぶらあぼ2017年11月号より)

2017.11/18(土)11:00 岐阜/サラマンカホール
問:サラマンカホール チケットセンター058-277-1110
http://salamanca.gifu-fureai.jp/