鎌倉芸術館リニューアル記念公演 仲道郁代ピアノ・リサイタル PIANO×4

4台の名器を駆使しての華麗なるステージ

C)Kiyotaka Saito

 鎌倉市を代表する芸術施設としてオープンし、今年開館24年を迎える鎌倉芸術館。この1月より大規模改修工事による休館に入っているが、10月にリニューアルオープンする。それを記念したイベントやコンサートが次々と予定されており、中でも注目されるのが、11月に開催される仲道郁代によるリサイタルだ。
 今年デビュー30周年を迎えた彼女は、レパートリーをさらに拡大しているだけではなく、室内楽の演奏や教育活動、アウトリーチ活動にも積極的に取り組み、さらに音楽表現と活動の幅を広げている。ヒストリカルピアノにも精通した仲道はピアノという楽器を知り尽くすアーティストでもあるが、そんな彼女を迎えて開催されるのが、鎌倉芸術館の所有する4台のフル・コンサート・グランドピアノをすべて使用してのリサイタルだ。
 仲道は開館当時に芸術館のピアノ選定に関わっており、所有ピアノの魅力を最も良く知る存在でもある。使用されるピアノは欧米を代表する、名器スタインウェイ D-274にベーゼンドルファー MODEL290、そして日本が誇るヤマハ CFⅢ-Sにカワイ EX。
 プログラムはショパンの練習曲にラフマニノフの前奏曲という、指が鍵盤を縦横無尽に駆け巡る華やかな作品から、ドビュッシーの「月の光」など、響きの多彩さを存分に味わえるものまで多岐にわたる。ますます輝きを増していくピアニストによる豊かなピアノの世界を、リニューアルしてより充実した響きに包まれる会場で存分に楽しんでほしい。
文:長井進之介
(ぶらあぼ2017年10月号)

2017.11/25(土)16:00 鎌倉芸術館
問:鎌倉芸術館チケットセンター0120-1192-40 
http://www.kamakura-arts.jp/

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