カール=ハインツ・シュッツ(フルート) & シャルロッテ・バルツェライト(ハープ)

ウィーン・フィル首席奏者による夢のデュオ

 ウィーン国立歌劇場管弦楽団とウィーン・フィルの首席奏者を務める一方、ソロや数々の室内アンサンブルでも、骨太かつ温かな美音を披露し、世界中の聴衆を虜にする現代フルート界きっての名手、カール=ハインツ・シュッツ。同じウィーン・フィルで首席ハープ奏者を務め、名ソリストとしても国際的に活躍するシャルロッテ・バルツェライト。このコンビがこの6月に、相性の良い2つの楽器による香しいハーモニーを響かせる。
 シュッツは、オーレル・ニコレら錚々たる巨匠に師事、1999年のクラクフ国際コンクールをはじめ数々の登竜門を制して、シュトゥットガルト・フィルやウィーン響の首席奏者を歴任。2011年にウィーン・フィル首席に就任し、ソリストとしても高い人気を誇る。バルツェライトは01年からウィーン国立歌劇場管弦楽団の首席奏者となり、04年からウィーン・フィルでも活躍。ソロや室内楽にも積極的だ。
 2人はまず、川西市でのデュオ・リサイタルへ登場。ドップラー&ザマラ合作「カジルダ幻想曲」やジャン・クラ「二重奏の組曲」など、フルートとハープのためのオリジナル作品のほか、ドビュッシー「月の光」「亜麻色の髪の乙女」、モーツァルト「ソナタ ハ長調 KV14」、サン=サーンス「幻想曲 イ長調」、バルトーク「ハンガリー農民組曲」と多彩な編曲作品も披露。
 さらに、2人はトン・コープマン指揮によるNHK交響楽団とモーツァルト「フルートとハープのための協奏曲」で共演。コープマンのタクトによるN響の豊かなサウンドと2人が奏でる気品に満ちた音色で、名作の魅力が満喫できることだろう。
文:笹田和人
(ぶらあぼ 2017年6月号から)

デュオ・リサイタル
6/11(日)15:00 川西市みつなかホール(072-740-1117)

トン・コープマン(指揮) NHK交響楽団との共演
6/14(水)19:00 NHKホール(N響ガイド03-5793-8161)
6/15(木)15:00 ミューザ川崎シンフォニーホール(同)
6/17(土)15:00 サントミューゼ上田市交流文化芸術センター(0268-27-2000)
6/18(日)16:00 豊川市文化会館(豊川商工会議所0533-86-4101)
※シュッツとバルツェライトが出演する公演の詳細は、下記のウェブサイトでご確認ください。 
http://www.pacific-concert.co.jp/

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