東京シティ・バレエ団創立50周年記念『白鳥の湖』
東京シティ・バレエ団が2018年3月3日から6日まで、創立50周年記念公演『白鳥の湖—大いなる愛の讃歌—』を東京文化会館で上演する。指揮は東京都交響楽団音楽監督の大野和士、管弦楽は東京都交響楽団。演出・振付は石田種生。
東京シティ・バレエ団理事長の安達悦子は大野と小学校の同級生で、大野の奏でる音楽に惹かれていた。1992年、Bunkamuraオーチャードホールでの大野和士指揮「東京フィル・オペラコンチェルタンテ・シリーズ」第1回(5月、『ウエストサイド・ストーリー』)、第2回(9月、サリエリ《音楽が第一、言葉は次に》、ツェムリンスキー《フィレンツェの悲劇》)で東京シティ・バレエ団と共演した縁から安達は、大野の東京シティ・バレエ団公演での指揮を望み続け、今回の実現に至ったという。
美術は、来年没後50年を迎える藤田嗣治(レオナール・フジタ、1886〜1968)。「乳白色の肌」と呼ばれた裸婦像等で西洋画壇で絶賛をあびた藤田だが、ミラノ・スカラ座《蝶々夫人》(1951年)など、オペラやバレエの舞台美術も手がけてきた。今回の上演では、終戦直後の1946年、東京バレエ團『白鳥の湖』(帝國劇場)で手がけた舞台美術を復元、また資材や物資窮乏で実現しなかった草案に基づき新製作する。
チケット一般発売は10月から11月頃を予定している。
東京シティ・バレエ団創立50周年
レオナールフジタ没後50年
白鳥の湖ー大いなる愛の讃歌ー
2018年3月3日(土)、4日(日)、6日(火)
東京文化会館
演出・振付:石田種生
再演演出:金井利久
音楽: P.I.チャイコフスキー
指揮:大野和士
演奏: 東京都交響楽団
美術: 藤田嗣治Ⓒ Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo 2018
主催:公益財団法人東京シティ・バレエ団
*公演の詳細は夏頃公開予定。チケット一般発売は10月〜11月頃を予定。
問:東京シティ・バレエ団03-5638-2720(平日10時〜18時)
http://www.tokyocityballet.org/