“都会のオアシス”に響くタンゴの調べ
Ginza SOLAは東京・銀座にある、上質な響きと寛ぎの雰囲気を生み出す、スタイリッシュなコンサート・スペース。グランドピアノが置かれた約60席の空間からは、銀座の美しい街並みが一望でき、ジャンルを超えた様々な音楽と共に、併設されたバーコーナーで喉を潤すこともできる。そんな“都会のオアシス”を思わせる、素敵な場所を舞台にスタートしたのが、毎月12日の午後2時から開催される『昼下がりのコンサート』。タンゴピアニストの松永裕平が、情熱的なタンゴの調べはもちろん、「ひまわり」「慕情」「シェルブールの雨傘」といった映画音楽まで、一度は聴いた経験のある、美しいメロディの数々を紡いでゆく。松永は国立音楽大学を卒業後、古典タンゴに軸足を据えて自身のグループを組織する一方、ソロでも活躍し、バンドネオンの小松亮太らとも共演。『NHK歌謡コンサート』では歌手のクミコと共演するなど、その活動が注目されている。多彩かつ美しいハーモニーが彩る午後のひとときは、リスナーにとって、きっと大切な宝物になることだろう。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2016年5月号から)
5/12(木)14:00
concert space Ginza SOLA
問:Ginza SOLA 03-6264-4971
http://ginza-sola.com