カウントダウンボード除幕式〜あいちトリエンナーレ2016開幕まで195日

 今年で3回目の開催となる『あいちトリエンナーレ』。開幕まで195日となった1月29日、ドコモスマートフォンラウンジ名古屋でカウントダウンボード除幕式が行われた。除幕式には、大村秀章・愛知県知事(あいちトリエンナーレ実行委員会会長)、港千尋(あいちトリエンナーレ2016芸術監督)、入江恵(株式会社 NTT ドコモ執行役員東海支社長)が出席した。
(取材・文・写真:西岡雄太)

左より)港千尋(あいちトリエンナーレ2016芸術監督)、大村秀章・愛知県知事(あいちトリエンナーレ実行委員会会長)、入江恵(株式会社 NTT ドコモ執行役員東海支社長)
左より)港千尋(あいちトリエンナーレ2016芸術監督)、大村秀章・愛知県知事(あいちトリエンナーレ実行委員会会長)、入江恵(株式会社 NTT ドコモ執行役員東海支社長)

 はじめに、大村知事があいさつ。「あいちトリエンナーレ2016がいよいよ8月11日に開幕します。港芸術監督を中心に3回目のトリエンナーレも日本を代表する現代アートの祭典として大いに盛り上げていきたいと思っています」と述べた。

 続いて、港芸術監督が概要について説明。「あいちトリエンナーレは現代美術だけではなく、ダンスやオペラといった舞台芸術や映像プログラミングなど芸術の幅広い分野をカバーした内容となっています。3回目の今回はテーマを『虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅』としました。1回目のテーマは都市、2回目が大地、そして今回はストレートに人間を主人公に据えての開催になります。『キャラヴァンサライ』はユーラシア大陸を旅してきたキャラバンが宿営する家という意味で、このトリエンナーレでも世界各地から様々なアーティスト、観客の方々が愛知にいらっしゃいます。世界中の人々にとってのキャラヴァンサライ、『家』になるようにと思っております。すでに会期まで200日を切りました。スタッフ一同全力で盛り上げていきます」と力強く語った。

港千尋(あいちトリエンナーレ2016芸術監督)
港千尋(あいちトリエンナーレ2016芸術監督)

 式の最後には出席者3人によってカウントダウンボードお披露目のセレモニーが行われた。カウントダウンボードが姿を現した瞬間、会場には大きな拍手が沸き起こり、あいちトリエンナーレに対する期待の大きさがうかがえた。

 あいちトリエンナーレ2016は8月11日(木・祝)に開幕、あいちトリエンナーレ2016プロデュースオペラ《魔笛》(指揮:ガエタノ・デスピノーサ、演出・装置・照明・衣裳:勅使川原三郎、9月17日(土)・19日(月・祝)や、山田うんによるダンスパフォーマンスなども予定されている。

◆あいちトリエンナーレ2016
虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅

Homo Faber: A Rainbow Caravan
2016年8月11日(木・祝)〜10月23日(日)[74日間]
●主な会場
愛知芸術文化センター
名古屋市美術館
名古屋市内のまちなか(長者町会場など)
豊橋市内のまちなか(豊橋駅前大通会場など)
岡崎市内のまちなか(康生会場など)

公式Webサイト: http://www.aichitriennale.jp