勅使川原がシュルツを題材に新作を発表
一方、『ゴドーを待ちながら』は、勅使川原及びKARASが拠点とする荻窪「カラス・アパラタス」で開催されているアップデイトダンスシリーズの一環として、今年6月に初演を迎えた話題作。サミュエル・ベケットの金字塔といわれる同名戯曲を勅使川原のひとり語りにより描き出し、その独創的なステージで大きな反響を読んだのは記憶に新しいところである。今回は“シアターX版”として改訂・再演。作中は勅使川原によるオリジナルテキストを用い、自らの身体を通しベケットの不条理世界を改めて浮き彫りにする。
文:小野寺悦子
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年12月号から)
『ある晴れた日に』(新作) 12/3(木)〜12/6(日)
『ゴドーを待ちながら』 12/10(木)〜12/14(月)
シアターX(カイ)
問:KARAS 03-3682-7441
http://www.st-karas.com