日経ミューズサロン クリスマス&ニューイヤーコンサート

魅力的な歌声で迎える年末年始


 ここでしか味わえぬ、特別な時間がある。都心の演奏空間で、第一線のアーティストによる質の高い演奏が楽しめる日経ミューズサロン。年末年始には、“特別な中にも特別”なトップ・アーティストが相次いで登場する。
 まずはクリスマス。ロシア国立モスクワ・アカデミー合唱団の精鋭12人による、声楽アンサンブル「ボーカデミア」が歌声を響かせる。世界の檜舞台で活躍するスターを数多く輩出してきた同アカデミー。「ボーカデミア」は2003年4月に組織され、卓越した技巧と音楽性で、聴衆を魅了している。ステージでは、「カリンカ」などロシア民謡をはじめ、「スタンド・バイ・ミー」などポップス、映画『アナと雪の女王』から「レット・イット・ゴー〜ありのままで」など映画音楽まで、幅広いレパートリーを美しいハーモニーで届けてくれる。
 そして、新年には、ハンガリー国立ブダペストオペレッタ劇場の専属歌手たちが登場。ハンガリー最古のオペレッタ劇場で、ウィーンにも劣らぬ質の高い舞台創りで、高い評価を受ける同劇場。ミュージカルの上演も手掛け、クロード=ミシェル・シェーンベルクらとも深い関わりがある。来演するのは、ソプラノのモーニカ・フィシュルとアンナマリ・ダンチ、テノールのジョルト・ヴァダースとミクローシュ・マーテー・ケレーニ、同劇場が誇る4人の名手。音楽監督のラースロー・マクラーリのピアノを伴って、J.シュトラウスⅡ《こうもり》やレハール《微笑みの国》、カールマン《チャールダーシュの女王》などオペレッタから、名旋律を披露する。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年12月号から)

第443回 ボーカデミア クリスマス・コンサート
12/4(金)18:30
第444回 ハンガリー国立ブダペストオペレッタ劇場専属歌手によるニューイヤーコンサート
2016.1/7(木)18:30
日経ホール
問:日経ミューズサロン事務局03-3943-7066
http://www.nikkei-hall.com