『海に響く軍靴』

タップダンスで描く友情物語

左より:Tamango/HIDEBOH/島田歌穂

左より:Tamango/HIDEBOH/島田歌穂

 世界の北野武が長年温め続けてきた構想が、北野の2003年の映画『座頭市』でも鮮やかな活躍を見せたタップ・ダンサー、HIDEBOH(ヒデボー)主演で舞台化される。
『海に響く軍靴』は、終戦を知らず、フィリピン・ルパング島に30年余り潜伏した実在の軍人、小野田寛郎氏をもとに着想した物語。戦争中、南太平洋の孤島で出会い、敵同士ながらタップダンスを通じて友情を深めたアメリカ兵と日本兵。帰国したアメリカ兵はブロードウェイのスターとなるが、ある日、長年孤島に潜んでいた日本兵のニュースを知り…。
 HIDEBOH扮する日本兵に対し、アメリカ兵を演じるのは、新タップ・ジャンル、アーバン・タップを牽引するブロードウェイのダンサー、Tamango(タマンゴ)。狂言回し的な役割を担うアメリカ人女性記者役で、『レ・ミゼラブル』エポニーヌ役で高く評価されたミュージカル界のスター、島田歌穂が共演する。日米ダンサーによる豪華タップ合戦が楽しみだ。
文:藤本真由
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年10月号から) 

10/30(金)〜11/15(日) 博品館劇場
問:博品館劇場03-3571-1003
http://www.theater.hakuhinkan.co.jp