CHAiroiPLIN 踊る戯曲3『三文オペラ』

『さくらんぼ』(2015年3月)より 撮影:福井理文

『さくらんぼ』(2015年3月)より 撮影:福井理文

 コンドルズ所属のスズキ拓朗を中心とするダンスカンパニー「CHAiroiPLIN」。2007年の結成以来、個性あふれる舞台人らで“ダンス×演劇”の新たな可能性を模索している。お話をダンスにする「すとぉーりぃーとダンス」「噺体」など、彼らならではのユニークな企画は多いが、特に注目したいのが、スズキ拓朗構成・演出・振付で名作戯曲を上演する「踊る戯曲」シリーズだ。
 13年に第1弾として、安部公房『友達』を原作に『FRIEND』を発表し、若手演出家コンクール2013の最優秀賞を受賞。昨年は第2弾として、別役実の『マッチ売りの少女』を上演。そして今年、“シリーズ最終章”として挑むのが、ベルトルト・ブレヒトとクルト・ヴァイルがタッグを組んだ、あの音楽劇『三文オペラ』だ。19世紀末のロンドンを舞台に、大泥棒や乞食など一筋縄ではいかない人物達が跋扈する本作の世界を、CHAiroiPLINはどのように料理するのだろうか。演奏は、朝比奈尚行率いる「時々自動」。これまでの試みが結実し、未来へと繋がるような渾身の舞台を期待したい。
文:高橋彩子
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年9月号から) 

10/24(土)〜11/1(日) 三鷹市芸術文化センター 星のホール 
8/25(火)発売
問:三鷹市芸術文化センターチケットカウンター0422-47-5122 
http://mitaka.jpn.org