ヴァン・クライバーン優勝から16年、ハオチェン・チャンさんにインタビュー!

 東京交響楽団との共演で来日していた中国のピアニスト、ハオチェン・チャンさんにインタビューしました。2009年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで、辻井伸行さんと共に優勝を飾ったことで記憶している方も多いかもしれません。そんなハオチェンさんが、11月に東京では8年ぶりとなるリサイタルを開催します。

 プログラムはベートーヴェンとシューマン。ベートーヴェン後期の傑作、第28番、第31番のソナタや、連作歌曲「遥かなる恋人に」のモチーフが引用されたシューマンの「幻想曲」などが並びます。インタビューでは、両作曲家についての哲学的な視点からの分析を、静かに、丁寧に語る様子が印象的でした。

 そのほか、話題は中国のクラシック界のことにも。かつては楽器を習う子どもとその親が中心だった観客層も、いまでは楽器経験に関係なく、純粋に音楽を楽しむ若い愛好家たちに広がっているそうです。10年ほど前、現地メディアでは「ピアノ学習者は約4000万人」(!)と報じられたこともあるそうで、近年の国際コンクールでの中国勢の活躍にも納得がいきます。

 このインタビューの詳細は、9月18日発売のぶらあぼ10月号に掲載予定。どうぞお楽しみに!

文・写真:編集部


ハオチェン・チャン ピアノ・リサイタル
2025.11/8(土)14:00 浜離宮朝日ホール

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 op.101、同第31番 変イ長調 op.110
シューマン:ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 op.11、幻想曲 ハ長調 op.17

問:朝日ホール・チケットセンター03-3267-9990
https://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/