第439回 日経ミューズサロン 小林桂(ジャズ・ヴォーカル) ザ・ベスト・オブ・K 2015

至福のスタンダードを愉しむ夕べ

 大手町の日経ホールで定期的に開催されている「日経ミューズサロン」の8月公演には、1999年にアルバム『ソー・ナイス』でメジャー・デビュー(当時20歳!)以来、日本のジャズ・ヴォーカル・シーンを牽引し続ける小林桂が登場。幼い頃からミュージカル映画に親しみ、自他共に認める“スタンダード・ナンバー好き”の彼が、リクエストの多い名曲たちを選りすぐって届ける至福の夕べだ。プログラムは、「スウィングしなけりゃ意味がない」、「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」、「この素晴らしき世界」などの王道のスタンダードナンバーや、ボサノヴァの名曲、アントニオ・カルロス・ジョビン「イパネマの娘」、チャップリン「スマイル」、映画『ピノキオ』より「星に願いを」といった、スクリーンから生まれたナンバーまでをカバー。実に盛り沢山の内容だ。また、ピアノは実父の小林洋。息の合った親子共演が楽しめるのも大きなポイントだ。
文:東端哲也
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年7月号から)

8/6(木)18:30 日経ホール
問:日経ミューズサロン事務局03-3943-7066
http://www.nikkei-hall.com