【今月の表紙】
東京都交響楽団 創立60周年
※2025年度楽季プログラムの詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
https://www.tmso.or.jp
1965年、東京オリンピックの記念文化事業として設立された東京都交響楽団。60周年の節目となる2025年度楽季、音楽監督・大野和士は、没後50年に寄せるオール・ショスタコーヴィチ（9月）やブリテン「春の交響曲」を軸にした“スプリング・プログラム”（26年3月）など、こだわりの演目を披露する。さらに楽団と深い絆で結ばれた作曲家、故・すぎやまこういちの交響作品を集めた特別公演も指揮（25年10月）。ソロ・コンサートマスター、矢部達哉のために作曲された協奏曲を含むという点でも、都響ファン必聴だ。アラン・ギルバートのブラームス・ツィクルス（7月）、小泉和裕が芥川也寸志生誕100年を寿ぐ「オルガンとオーケストラのための《響》」（6月）、そしてエリアフ・インバルによるマーラー「千人の交響曲」（26年2月）……とポストを持つ他の指揮者も骨太のプログラミング。再び行われた五輪も見届け、首都・東京が誇るオーケストラとしてその存在を確かなものとした都響が、彼らのタクトに熱く応え、記念すべきシーズンにふさわしい名演を聴かせてくれるだろう。
※P.26-27のインタビュー記事もぜひお読みください。
Pre-Stage=Prestige interview
26 大野和士（東京都交響楽団 音楽監督）
28 準・メルクル（指揮、台湾フィルハーモニック音楽監督）
Close Up
30 コンポージアム2025 ゲオルク・フリードリヒ・ハースを迎えて
32 調布国際音楽祭2025 スペシャル対談
Interview 鈴木優人 ＆ 森下 唯 ＆ 上野耕平 ＆ 市川紗椰
38 Interview 福川伸陽 ＆ シュテファン・ドール
40 青森オペラ《愛の妙薬》
BRAVO Tips
34 第30回 宮崎国際音楽祭
36 辻井伸行（ピアノ） 三浦文彰（指揮/ヴァイオリン） ARKフィルハーモニック
特集
42 ガルガンチュア音楽祭 2025
44 ガンバレ吹奏楽部！ぶらあぼブラス！ Vol.33 大西学園中高等学校 吹奏楽部
Pick Up Interview
46 鈴木雅明 （オルガン）
49 小林沙羅 （ソプラノ）
54 阪 哲朗（指揮） ＆ 杵屋勝十朗（三味線）
57 佐々木 亮 （ヴィオラ）
60 中嶋俊晴 （カウンターテナー）
67 海野幹雄 （チェロ）
82 コンサート・ギャラリー
105 城所孝吉『気分はカプリッチョ』
106 New Release Selection
115 国内盤新譜情報
116 乗越たかお『誰も踊ってはならぬ』
117 Books クラシック音楽関連書籍 近刊情報
119 5月の注目公演
120 ぶらPAL 読者のページ
122 海外公演情報