ゲルギエフ&東響がチェスキーナ洋子メモリアルコンサートを開催

 東京交響楽団は8月5日(水)サントリーホールで、今年1月10日、ローマ市内の病院で死去したチェスキーナ洋子氏を偲ぶ追悼コンサートを開催する。指揮はワレリー・ゲルギエフ。

 故・チェスキーナ洋子氏は、東京交響楽団ハープ奏者を経て、1960年、戦後初の公費留学生としてイタリア・ヴェネツィア音楽院に留学、資産家のレンツォ・チェスキーナ氏と結婚。生涯にわたり巨額の遺産を文化芸術に費やし、世界のクラシック音楽・文化芸術に多大な貢献を果たしたパトロンとして知られる。なかでも、ゲルギエフら、世界的な指揮者たちとの親交が深く、マリインスキー劇場の新劇場建設にも資金援助した。

 東京交響楽団への援助も厚く、2004年のイタリア・トルコツアー、07、12年のゲルギエフ招聘、11年東日本大震災時の復興支援などを行った。

 追悼コンサートではまずゲルギエフら、ゆかりのアーティストらが追悼の言葉を贈り、その後、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」を献奏する。

(C) V.Baranovsky
(C) V.Baranovsky

■ワレリー・ゲルギエフ指揮東京交響楽団
チェスキーナ洋子メモリアルコンサート

2015年8月5日(水)19:00サントリーホール
<出演>
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)東京交響楽団
<内容>
第1部ゆかりの方々からの追悼の言葉(ワレリー・ゲルギエフ、他)
第2部ワレリー・ゲルギエフ指揮、東京交響楽団による追悼演奏
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」作品74

<チケット料金>
全席指定5,000円
<チケット発売日>
2015年7月10日(金)

東京交響楽団
http://tokyosymphony.jp/