ヴィオラスペース 2015 vol.24

ヴィオラの魅力と可能性を追求

 「ヴィオラの礼賛」「優れた作品の紹介と新作発表」「若手の育成」をコンセプトに、どこか“縁の下の力持ち”的な印象のあるヴィオラにスポットを当て、その魅力を徹底的に掘り下げてきた『ヴィオラスペース』も、東京での開催は今年で24回目に。今回は、第3回東京国際ヴィオラコンクールを核に、第一線の名奏者らによる2つのガラ・コンサート、コンクール入賞者によるコンサート、ワークショップなどが開かれる。
 アジア唯一のヴィオラ単独の国際的な登竜門として3年ごとに開催、優秀な人材を輩出している東京国際ヴィオラコンクール。審査委員長を務める今井信子は「質の面では、前回よりもさらに充実。この作品を弾きたい、日本に来たい、と思って応募してきた人たちです」と予備審査を終えての感想を語る。5月30日に第1次審査が始まり、第2次審査を経て、6月5日と6日にブラームスのソナタなどを課題とする本選へ。入賞者は、記念コンサート(6/7)にも臨む。
 また、「天国からの音楽」と題したガラでは、2004年に難関ミュンヘン国際コンクールを制したアントワン・タメスティや、今井ら6人の名手が集結し、バッハ「ブランデンブルク協奏曲第3番」などを披露(6/4)。そして、もうひとつのガラ「ロマンス」では、タメスティと今井をソリストにテレマンの協奏曲、佐々木亮のソロで林光の協奏曲など、バロックから現代まで多彩に(6/5)。11回目の大阪と、10回目の名古屋では、東京でのガラのエッセンスとを届けると共に、入賞者のお披露目を行う。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年5月号から)

第3回 東京国際ヴィオラコンクール 5/30(土)〜6/7(日)
ガラ・コンサート Ⅰ「天国からの音楽」6/4(木) Ⅱ「ロマンス」 6/5(金)
入賞記念コンサート 6/7(日) 上野学園 石橋メモリアルホール

ヴィオラスペース2015 第3回 東京国際ヴィオラコンクール 入賞記念ガラ・コンサート
【大阪】 6/9(火) あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール
【名古屋】 6/11(木) 電気文化会館ザ・コンサートホール
問:東京国際ヴィオラコンクール運営事務局03-6418-8617 
http://tivc.jp

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