コンドルズ埼玉公演2015新作『ストロベリーフィールズ』

いちご畑で何かが起きる!?

『ひまわり』(2014年) ©HARU
『ひまわり』(2014年) ©HARU
「ストロベリーフィールズ」と言われれば、「フォーエバー」と答える。それがビートルズを聴いて育ったオッサン達のあかしだが、そんな世代を含みつつも元気に暴れ回っているのがコンドルズである。トレードマークの学ラン姿、ダンスから歌からコントから、「何でもアリ」のパワーを炸裂させてきた。今年は南アフリカ共和国でのツアーも成功させるなど、海外での評価も高い。
 上演される彩の国さいたま芸術劇場での新作発表は9作目になる。前回公演『ひまわり』では舞台奥から迫り出してくるひまわり畑のなかで踊る近藤のソロダンスのシーンに、感動で胸を熱くする人が続出した。この劇場を知り尽くしたコンドルズが今回挑むのは「劇場の奥行きと高さを活かした舞台」なのだという。ストロベリーは背の低い草なので、「高さ」をどう活かすのか興味深いところだ。あるいは「フォーエバー」こそが裏テーマなのか!? と、期待に胸を膨らませながら待ちたい。
文:乗越たかお
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年5月号から)

5/30(土)14:00 19:00、5/31(日)15:00 彩の国さいたま芸術劇場
問 彩の国さいたま芸術劇場0570-064-939 
http://www.saf.or.jp/