OrganWorks『TSURA』

日本の“古典”から生まれるコンテンポラリー 

平原慎太郎 ©HARU
平原慎太郎 ©HARU
 2004年から07年までNoismのメンバーとして踊り、近年は、コンドルズ作品のほか、大植真太郎・柳本雅寛とのプロジェクト「C/ompany」、中村恩恵振付『ASLEEP TO THE WORLD』、大植真太郎・森山未來との『談ス』など、様々な舞台で活躍している平原慎太郎。その彼が09年より主宰し、13年より国際的な活動を視野に入れて展開しているコンテンポラリーダンスカンパニーOrganWorksが、新作『TSURA』を上演する。
 平原は今回、国内の文学や能、雅楽などから材を取り、「面=Tsura」をテーマに演出・振付するという。平原含め総勢8名の出演者のほか、景井雅之らの音楽演奏、播磨みどりの美術コンセプト…と、メンバーはオール日本人。高い身体能力を駆使した、いわば“動”のダンスに定評ある平原が、13〜14年の新進芸術家海外研修制度でのスペイン研修を経て、“静”のイメージが強い和の世界に挑む。その成果に注目だ。
文:高橋彩子
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年5月号から)

5/4(月・祝)〜5/6(水・休) 世田谷シアタートラム 
問:info@theorganworks.com 03-5272-0991(ROCKSTAR)
5/16(土)14:00 19:00 札幌/生活支援型文化施設 コンカリーニョ 
問:CONTE-SAPPORO 011-688-5116