ショパン没後175年、ポーランド出身のピアニストが捧げる
ヨゼフ・オレホフスキ ピアノ・コンサート

 ヴァイオリニストの黒沼ユリ子は、高校1年の時に日本音楽コンクールで優勝。やがて活動の場を世界におき40以上の国々でソリストとして活躍した。その後は、メキシコに弦楽器を専門にした「アカデミア・ユリコ・クロヌマ」を設立、教育者としても活動を続けてきた。現在は千葉県・御宿に拠点を移し、さまざまな演奏家を招いて定期的にサロンコンサートを開いている。

 そしてこの10月には、ショパン没後175年記念演奏会と題し、オール・ショパンの作品によるコンサートを開催する。演奏は、ショパンと同じくポーランド出身のピアニスト、ヨゼフ・オレホフスキ。幼少より才能を認められ、ワルシャワの「フレデリク・ショパン研究所」 から数々の賞を贈られる。その後、活動の場をメキシコに移し、ポーランドとメキシコ両国の文化・芸術交流発展のために、メキシコ・フレデリク・ショパン協会を創設し、芸術監督を務めている。

 プログラムは、小犬のワルツや別れの曲といった有名曲に、ポロネーズやマズルカ、前奏曲を含む18曲。黒沼自身も「『完全に満喫』させてもらえるコンサートになるでしょう」と期待を寄せる。10月17日がショパンの命日。その前後に企画された今回のシリーズ、演奏家も聴衆も、親密な空間で作曲家に思いを馳せる貴重な体験になりそうだ。

文:編集部

【Information】
ショパン没後 175 年記念演奏会
オール・ショパン作品によるヨゼフ・オレホフスキ ピアノ・コンサート

2024.10/12(土)、 10/14(月・祝)各日14:00 ラビドールホール(千葉県夷隅郡御宿町御宿台132)
10/20(日)15:00 アミーチ・サロン(杉並区荻窪1-3-17)

出演
ヨゼフ・オレホフスキ

曲目
前奏曲 No.1、No.4、No.15「雨だれ」、No.17、No.20
ワルツ op.64 No.2, op.69 No.2
練習曲 op.10 No.3「別れの曲」
マズルカ op.17 No.4、op.24 No.2, op.59 No.1、op.59 No.3
ノクターン op.9 No.1、op.9 No.2、op.55 No.2、op.62 No.2
ポロネーズ op.26 No.1、op.40 No.1「軍隊ポロネーズ」 ほか
※曲目は変更になる場合があります

問:黒沼ユリ子のヴァイオリンの家・日本メキシコ友好の家0470-62-5565
  080-1052-7096
  casa.violin.930@gmail.com