次世代へ歌い継ぐ永遠の名旋律
古賀政男がこの世を去って30数年を過ぎてなお、彼が綴ったメロディーは、すべての日本人の心を掴んで離すことはない。そんな魅力あふれる名旋律を、小林真由美(ソプラノ)、加形裕子(メゾソプラノ)、粟飯原俊文(テノール)、石崎秀和(バリトン)という気鋭の声楽家たちが、次世代へと歌い継ぐ『永遠の古賀メロディー クラシックコンサート』。
ステージでは、「影を慕いて」「丘を越えて」「赤い靴のタンゴ」「誰か故郷を想わざる」などお馴染みのメロディーが情感豊かに披露される。さらに、ピアノとアレンジを担当する会田道孝が、この日のために「悲しい酒」や「月の浜辺」をピアノ独奏用に特別に編曲。会田自身により初演される。また、数々のオペラの檜舞台で活躍中の4人の名歌手が揃うだけに、名オペラ・アリアの数々も併せて歌われるのも楽しみ。古賀メロディーを愛してやまない人も、これまでじっくりと味わった経験がない人も、その新しい魅力を発見できるステージになりそうだ。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年3月号から)
3/21(土・祝)14:00
古賀政男音楽博物館 けやきホール
問:古賀政男音楽博物館03-3460-9051
http://www.koga.or.jp