Yoko Maria ソプラノリサイタル

歌曲から自作詩曲まで多彩なプログラムを大ホールに響かせる

 Yoko Maria(マリアヨーコ)は東京音楽大学声楽演奏家コースを経て同大学院を修了後、フィンランドにロシア、さらにドイツでも研鑽を積んだソプラノ。透明感のある美しい声をもち、ジャンルを超えた幅広い楽曲を歌いこなして多くの聴衆を魅了してきた。様々な国の大使館や領事館で演奏を行うなど、国際的な活動を展開する彼女はカーネギーホールでの単独リサイタルでも成功を収めており、すでに4度の公演を行っている。

 今回は特別編成のオーケストラとの共演によるサントリーホールでのリサイタル。「愛と感謝の気持ちを込めて皆様に贈る」という想いをのせたプログラムは、動画配信サイトで16万回以上を超える再生回数となり話題を呼んでいるカッチーニの「アヴェ・マリア」をはじめ、オペラ・アリアや彼女がライフワークとする北欧の作品、さらにディズニーの映画を彩った楽曲に自作詩曲と非常に幅広い内容。Yoko Mariaの声の魅力と表現の多彩さを知る、またとない機会となるだろう。
文:長井進之介
(ぶらあぼ2024年7月号より)

2024.7/8(月)19:00 サントリーホール
問:コンサートイマジン03-3235-3777 
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