水谷晃が東京都交響楽団の新コンサートマスターに就任

 東京都交響楽団は、2024年4月1日付で水谷晃がコンサートマスターに就任することを発表した。これにより、矢部達哉(ソロ・コンサートマスター、1990年~)、山本友重(コンサートマスター、2000年~)に水谷を加えた3名体制となる。

水谷晃 ©平舘平

 水谷は大分市生まれ、桐朋学園大学を首席で卒業。在学中に結成したウェールズ弦楽四重奏団は、第57回ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門で第3位を獲得、日本人のみで結成されたクァルテットとして38年ぶりの入賞という快挙を成し遂げた。2010年4月からは、国内最年少のコンサートマスターとして群馬交響楽団コンサートマスターに就任。そして13年4月から23年3月まで、10年にわたり東京交響楽団のコンサートマスターを務めた。

 都響は水谷にとって、師である故・小林健次(同楽団元コンサートマスター→ソロ・コンサートマスター、1972~90年)と出会い、音楽家になることを決心した頃から慣れ親しんできた楽団であるといい、「ここで弾かせていただけますことを運命的に感じております」とコメント。今後はプロムナードコンサート No.407(4/21)、第997回 定期演奏会Cシリーズ(4/27)においてトップサイドで演奏をした後、井上道義指揮の第999回 定期演奏会Aシリーズ(5/30)でコンサートマスターとして登場する予定。

写真提供:東京都交響楽団

東京都交響楽団
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