ヴァイオリニストの前橋汀子が2011年春の紫綬褒章を受章した。同章は学術、芸術、スポーツなどの文化的分野における功労者に贈られる褒章。前橋は5歳でヴァイオリンをはじめ、17歳で旧ソ連国立レニングラード音楽院(現サンクトペテルブルク音楽院)創立100年記念の一環として日本人初の留学生に選ばれ、ミハイル・ヴァイマンのもとで研鑽を積んだ。その後ジュリアード音楽院にてロバート・マン、ドロシー・ディレイらの指導を受け、スイスではヨーゼフ・シゲティ、ナタン・ミルシテインの薫陶を受けている。レオポルド・ストコフスキー指揮によるカーネギーホールでの演奏会デビュー後、国内外での活発な演奏活動をスタートした。2005年からは、「アフタヌーン・コンサート」を年1回のペースで行い好評を博している。同コンサートは今夏7回目を迎え、今年は7月30日にサントリーホールで開催される。
問:KAJIMOTO HP