N響がコンサートマスター新体制を発表

 NHK交響楽団は3月4日、今年4月からのコンサートマスター新体制を発表した。

特別コンサートマスター 篠崎史紀
第1コンサートマスター 郷古廉
ゲスト・コンサートマスター 川崎洋介

左より)篠崎史紀、郷古廉、川崎洋介

 長きにわたり、名実ともにN響の顔として活躍を続ける篠崎史紀は、2023年4月に特別コンサートマスターに就任しているが、今後も引き続き同ポストを務める。また、2022年4月からゲスト・アシスタント・コンサートマスターの座にあった郷古廉は、第1コンサートマスターとしてN響を牽引する重責を担うことになる。

 新たにゲスト・コンサートマスターに就任するのが、2007年からカナダ・オタワのナショナル・アーツ・センター管弦楽団のコンサートマスターを務めている川崎洋介。日本国内では水戸室内管弦楽団やサイトウ・キネン・オーケストラでもコンサートマスターとして活躍、またアフィニス音楽祭では音楽監督として室内楽のセミナーやワークショップで指導にあたっている。N響では、2023年6月、ジャナンドレア・ノセダ指揮の定期公演で初めてコンサートマスターを務め、首席指揮者ファビオ・ルイージが振った同年12月の第1998回定期にも登場していた。

 一方、2015年からコンサートマスターを務めてきた伊藤亮太郎は、今月をもって退任。首席指揮者ファビオ・ルイージのもと、新たな顔ぶれで2シーズン目の歩みを進めることになる。

写真提供:NHK交響楽団

NHK交響楽団
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