ベルギーのゲントで能登半島地震チャリティーコンサート開催

シギスヴァルト・クイケン、堀米ゆず子、上村かおりらが出演

 1月21日、ベルギーのゲントで、元日に発生した能登半島地震の被災者支援を目的としたチャリティーコンサートが開催されることが決まった。ゲントは、石川県金沢市と1971年に姉妹都市として提携。以来、代表団の相互訪問など、芸術文化・スポーツなど各分野で交流を深めてきた歴史をもつ。

 最も早く出演の意思を示したのは、古楽界のレジェンド、シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン)だったという。また、ベルギーやフランスを中心に演奏活動を行っている柴田俊幸(フルート/フラウト・トラヴェルソ)らが在ベルギーの音楽家たちに協力を呼びかけた。21日の公演には、両氏に加え、ベルギーを代表するチェリストの一人、ベンヤミン・グロリュー、たかまつ国際古楽祭に参加した経験をもつギィ・ペンソン(チェンバロ/フォルテピアノ)のほか、ブリュッセル在住の堀米ゆず子(ヴァイオリン)や上村かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)をはじめ同国を拠点とする日本出身の演奏家も集結する。入場料は無料だが、来場者には寄付を募るという。

Concert Information
2024.1/21(日) 14:30 ゲント/MIRY CONCERTZAAL

出演:シギスヴァルト・クイケン、堀米ゆず子、ベンヤミン・グロリュー、上村かおり、酒井絵美子、山根友紀、Duo Kanadé(佐藤亜貴&高溝祐衣奈)、柴田俊幸、堀つばさ、ギィ・ペンソン
(1/13現在)

 本公演は、ベルギーの写真家で日本研究者でもあるMalou Van den Heuvel、月刊情報誌『ベルギー青い鳥』編集長の山本浩幸らが発起人となり、急遽会場を押さえていち早く実現にこぎ着けた。コンサートの収益は、被災者支援のために全額寄付されるという。詳細は以下のウェブサイトを参照。

Benefit Concert – Noto Aardbeving 2024
http://japan-noto.be