日本モーツァルト協会が、新理事長就任ほかの祝賀会を開催

 1955年に設立された日本モーツァルト協会はこれまで、任意団体として活動してきたが、2000年に特定非営利活動法人(NPO)として認定され、以来NPO法人として新たな活動を展開している。さる2月26日(土)、第526回例会[出演:井上喜惟指揮ジャパン・シンフォニア、植村理葉(ヴァイオリン)、植村理一(ヴィオラ)、蔵島由貴(ピアノ)]の後に、設立55周年とNPO認証10年&新理事長就任を祝う祝賀会が、東京文化会館の「フォレスティーユ精養軒」にて行われた。この席で新理事長である作曲家の三枝成彰氏は「周りの人から強く頼まれて、理事長を引き受けることになってしまった。ヴェルディやワーグナーは好きなのだが、モーツァルトは詳しくないので僕にはあまり訊ねないでください」などユーモアたっぷりのスピーチで場内を笑いにつつんだ。三枝氏は4月3日(日)「モーツァルトとベートーヴェンの違い」と題して、日本モーツァルト協会で初めて講演会を行う。なお、今年の9月以降の同協会の内容だが、アイヴォー・ヴォルトン(指揮)ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の演奏会(交響曲第39番・第40番ほか)(9月)、小倉貴久子(フォルテピアノ)、桐山建志(ヴァイオリン)らによるモーツァルトのピアノ協奏曲の室内楽編曲版(10月)、菅英三子(ソプラノ)のアリア集(11月)、ウィーン室内合奏団(弦楽四重奏曲第20番、ディヴェルティメントK.205 ほか)(12月)などが決まっている。
問:日本モーツァルト協会03-5467-0626