リサ・バティアシュヴィリがドイツ・グラモフォンと契約

 ドイツ・グラモフォン(DG)はグルジア出身のヴァイオリニスト、リサ・バティアシュヴィリと専属録音契約を締結したと発表した。「ドイツ・グラモフォンで作品を作れることになり、とても感激しています。刺激的な作品をいくつも演奏し、録音したいという信念を理解し、支えてくれる素晴らしい会社です。これから発表していくどのアルバムも、毎回リスナーの皆さんにとって新鮮かつ感情移入できる作品であり、作曲家が伝えたかったことにできるだけ近づけるような作品となるよう心掛けていきたいと思います。私とDGの考え方は同じだと信じています」とバティアシュヴィリはプレス・リリースでコメントしている。彼女は1994年にミュンヘンに居を移し、ミュンヘン音楽大学でアナ・チュマチェンコに師事。1995年にはヘルシンキで開催されたシベリウス国際ヴァイオリン・コンクールに史上最年少の16歳で出場し第2位を獲得した。2001年には英国BBCの「New Generation Artists」の初代メンバーに選出された。シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭でレナード・バースタイン賞(2003)を、ボン国際ベートーヴェン・コンクールではベートーヴェン・リング賞を受賞している。使用ヴァイオリンは日本音楽財団から貸与されている1709年製のストラディヴァリウス「エングルマン」。DGデビュー・アルバムにはショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番などを収録予定で、共演はエサ=ペッカ・サロネン(指揮) バイエルン放送交響楽団。リリースは2011年前半を予定している。
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