新日鐵文化財団で「指揮研究員制度」発足

新日鐵文化財団は、指揮者を志す若い音楽家を発掘し、次世代を担う指揮者にふさわしい幅広い経験の機会を設けて育成することを目的に「指揮者研究員制度」を立ち上げた。第1回となる2010年度の研究員として採用されたのは松村秀明(1980年生)と齋藤友香理(1983年生)の2人。研究員の活動内容は、紀尾井シンフォニエッタ東京を活動の拠点とし、リハーサルや指揮者の活動を全般的に補助する。また、研究支援パートナーとなる在京のプロ・オーケストラ(第1回は東京フィルハーモニー交響楽団)の指揮者の活動補助をはじめ、補助演奏員としての公演出演の機会も提供される。期間は2010年4月から2011年3月まで。研究指導員は下野竜也、研究アドヴァイザーには高関健と広上淳一があたる。

紀尾井ホール