平日午後の豊かな時間、音楽で“ととのえる”
サントリーホールと日本フィルによる新シリーズ「にじクラ」がスタートする。「にじクラ」、すなわち平日2時のクラシックコンサート。これまでの「とっておき アフタヌーン」がリニューアルされることになった。開演時間をまちがえようがない、わかりやすいネーミングだ。
シリーズの顔となるナビゲーターは俳優の高橋克典。指揮者とソリストは回ごとに異なり、5月2日の第1回は永峰大輔の指揮、神尾真由子のヴァイオリンにより、パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番、プロコフィエフの交響的物語「ピーターと狼」(高橋克典の語り)他が演奏される。以降、9月26日の第2回は指揮の広上淳一、ヴァイオリンの成田達輝とピアノの萩原麻未、2024年2月2日の第3回は指揮の大井剛史、ピアノの小林愛実といった豪華な顔ぶれが並ぶ。
また、毎回13時40分より約10分間のオルガン・プレコンサートが開催される。サントリーホールが誇るオルガンの重厚な音色を楽しめる。実にぜいたくな気分で平日の午後を過ごすことができそうだ。
文:飯尾洋一
(ぶらあぼ2023年3月号より)
2023.5/2(火)14:00 サントリーホール【配信あり】
問:サントリーホールチケットセンター0570-55-0017
suntoryhall.pia.jp