第12回パデレフスキ国際ピアノコンクール(ポーランド)は、現地時間11月15日、16日の2日間にわたり、セミファイナルの審査がソロ・リサイタルと協奏曲の形で行われ、奥井紫麻(しお)を含む5名がファイナル進出を決めた。
◎ファイナリスト
PAWLAK Piotr(ポーランド)
KRZYŻOWSKI Mateusz(ポーランド・23歳)
奥井紫麻 / OKUI Shio(日本・18歳)
LÓPEZ Salas Pedro(スペイン・25歳)
SAIENKO Danylo(ウクライナ・31歳)
日本からのもうひとりのセミファイナリスト、田久保萌夏は、惜しくもファイナル進出はならなかったが、ロマン派を中心とするソロ・リサイタルとモーツァルトのピアノ協奏曲で力強くダイナミックな演奏を披露した。
ファイナルは1日あいだをおいて、現地時間18日、19日の2日間にわたり実施される。それぞれの演奏曲目は、以下の通り。地元ポーランドのマテウシュ・クシジョフスキが、シマノフスキ晩年の唯一のピアノ協奏曲である「協奏交響曲(交響曲第4番)」を選択しているのが注目。奥井は、ショパンのピアノ協奏曲第2番を演奏する。共演はヤクブ・フレノヴィチ指揮フィルハーモニア・ポモルスカ。
11/18(金)
PAWLAK Piotr(ポーランド)
Beethoven: Concerto No. 4 in G major, Op. 58
Krzyżowski Mateusz(ポーランド)
Szymanowski: Symphony Concertante No. 4, Op. 60
奥井紫麻 / OKUI Shio(日本)
Chopin: Concerto No. 2 in F minor, Op. 21
11/19(土)
López Salas Pedro(スペイン)
Liszt: Concerto No. 1 in E-flat major
Saienko Danylo(ウクライナ)
Beethoven: Concerto No. 5 in E-flat major, Op. 73
表彰式は現地時間の19日22時頃(日本時間20日午前6時頃)に行われる。
International Paderewski Piano Competition Bydgoszcz
https://paderewskicompetition.pl