エントラプーレ チャリティーコンサート Vol.5

ペットたちを音楽で救おう

 「エントラプーレ」とは本来、イタリア語で「さあ、こっちへおいで」と言う意味。日本は“ペット大国”である一方、かつて年間約30万匹ものペットが殺処分されていたという。エントラプーレは「人と動物たちが共に暮らせる社会を目指し、かけがえのない命と向き合い、自分にできる小さなことから始めよう」との想いを、音楽を通じて多くの人と分かち合おうと、2010年にスタートした。“動物愛護”と大きく構えるのではなく、無理なく気軽に誰でも参加できる活動として定着しつつあり、処分の数もスタート時の半分にまで減った。
 その活動を支援するチャリティーコンサートに集結するのは、ヴァイオリンの徳永二男や小森谷巧ら、趣旨に賛同する18人の名手たち。ヴィヴァルディ「四季」を季節ごとに、徳永ら4人がソリストを交替しながら披露するほか、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」から第1楽章など、名曲の花束を届けてくれる。なお、本公演の収益は、動物保護団体に寄付される。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2014年9月号から)

9/26(金)19:00 よみうり大手町ホール
問:エントラプーレ事務局0120-87-8797
http://www.entrapure.com