8/5(金)大阪フィルハーモニー交響楽団

左:尾高忠明(c)Martin Richardson
右:イリヤ・ラシュコフスキー

 首都圏以外のオーケストラの参加もフェスタサマーミューザの大きな魅力。今年は関西の雄、大阪フィルが登場する。音楽監督を務める尾高忠明たっての希望で今回の出演が実現したというだけに、その気概はあたかも「道場破り」のよう!? ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番では、2012年浜松国際ピアノコンクール第1位をはじめ、輝かしいコンクール歴を誇るロシアの貴公子イリヤ・ラシュコフスキーが独奏を務める。本場の香りを伝えるラフマニノフが期待できそう。そしてエルガーの交響曲第1番はイギリス音楽に深い共感を寄せるマエストロ得意のレパートリー。大フィルの重厚なサウンドが、エルガーの高貴で熱い世界を余すところなく表現する。
文:飯尾洋一

【Information】

大阪フィルハーモニー交響楽団
西に大フィルあり! マエストロの十八番

2022.8/5(金)19:00 ミューザ川崎シンフォニーホール
(18:00開場/18:20~18:40 尾高忠明によるプレトーク)

指揮:尾高忠明(大阪フィルハーモニー交響楽団 音楽監督)
ピアノ:イリヤ・ラシュコフスキー

プログラム
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
エルガー:交響曲第1番

●ホール座席券

S席A席B席
一般5,000円4,000円3,000円
友の会4,500円3,600円2,700円

U25(小学生以上25歳以下):各席半額
※U25割引はミューザ川崎シンフォニーホールおよびチケットぴあで購入できます。
※未就学のお子さまはご入場いただけません。

●オンライン鑑賞券

一般  1,500円
友の会 1,350円

ライブ+アーカイブ配信
※ライブ配信は開場時間より開始
※アーカイブ配信は翌々日正午より開始

*詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
問:ミューザ川崎シンフォニーホール044-520-0200

https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/calendar/detail.php?id=3171

特集:フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2022
今年も真夏のオーケストラの祭典がやってくる。首都圏から9つのオーケストラが参加し、関西からは尾高忠明率いる大阪フィルが初登場となる。加えておなじみのこどもフェスタや真夏のバッハ、サマーナイト・ジャズなど全19公演がラインナップされた。注目は、今年創立50周年を迎える新日本フィルが、楽団立ち上げにも関わった山本直純を特集する。また、昨年亡くなったジャズ界の巨匠チック・コリアのトリビュートには、クラリネットの世界的奏者リチャード・ストルツマンが出演。そしてこれらの豪華公演はすべてライブ配信され、8月中はアーカイブで何回も観ることができる。コンサート会場で体感し、配信でその感動を再体験。多彩な楽しみ方で満喫したい。