バリトンの黒田祐貴さんにインタビュー

 先日、日生劇場で6月に上演される「NISSAY OPERA 2022《セビリアの理髪師》」(粟國淳演出、沼尻竜典指揮)で、フィガロ役で出演されるバリトンの黒田祐貴さんにインタビューしました。(※祐は示へんが正式表記)

 1992年生まれ、東京藝術大学声楽科卒業、同大学院音楽研究科修士課程オぺラ専攻修了。身長184センチ(!)、シンフォニーやドイツ歌曲好き、今後もオペラやリサイタルなどでますますの活躍が期待されています。学生時代はトロンボーン奏者を目指して大学受験をしており、それまで人前で歌ったこともほぼなく、歌の世界に進むとはまったく思っていなかったそうです。

 6月の《セビリアの理髪師》は、当初2020年6月に予定されていた公演。オーディションで射止めたフィガロ役は、本来ならばオペラ・デビューとなるはずでした。ただこのキャスティングが、CDデビューなど新たな挑戦に繋がるきっかけになったとか。
 
 取材の最後にご自身の性格について伺うと、「プロの端くれとしてものを表に出すときは何事にも真剣に、クオリティ高く、を心がけています。真面目は真面目ですが、根っからの真面目マンではないですね。根はふざけ体質なのですよ(笑)」とお茶目な部分ものぞかせてくださいました。

 インタビュー記事はぶらあぼ5月号(4月18日発行)に掲載。どうぞお楽しみに!

【Information】
NISSAY OPERA 2022《セビリアの理髪師》(全2幕)

2022.6/11日(土)、6/12(日)各日14:00 日生劇場

指揮:沼尻竜典
演出:粟國淳
管弦楽:東京交響楽団

アルマヴィーヴァ伯爵:中井亮一(6/11) 小堀勇介(6/12)
ロジーナ:富岡明子(6/11) 山下裕賀(6/12)
フィガロ:須藤慎吾 (6/11)黒田祐貴(6/12)
バルトロ:黒田博(6/11) 久保田真澄(6/12)
ドン・バジリオ:伊藤貴之(6/11) 斉木健詞(6/12)
ベルタ :種谷典子(6/11) 守谷由香(6/12)
フィオレッロ :宮城島康(6/11) 川野貴之 (6/12)

問:日生劇場03-3503-3111
https://opera.nissaytheatre.or.jp