7月〜8月の『エトワール・ガラ2014』で来日するエトワールたちが、東北の子どもたちを支援するために特別バレエ・レッスンを行う。これは、2011年3月11日の東日本大震災に心を痛めたエトワールたちが被災地への連帯を表明し、2012年1月に初めて実施したもので、2回目の今回は初級にマスター・コースも加えた無料クラスレッスンを開催。座長のバンジャマン・ペッシュ以下総勢10名が7月26日、27日の2日間、石巻、仙台、福島を訪れる。
6月3日、仏大使館で記者会見が行われ、パリのエトワールたちから温かい次のような激励のメッセージが寄せられた。「フランスのダンス・シーンの旬を感じてほしい。ノイマイヤー作品も教えたい」(ペッシュ)「情熱を持ってダンスを続ければいつか道は開ける」(ドロテ・ジルベール)「大震災の後しばらくショックが続きましたが、また東北で一緒にお話ししましょう」(マチュー・ガニオ)
残念ながら無料レッスン参加と見学は叶わないが、彼らの熱い心の込められた舞台は特別なものとなるだろう。
取材・文:渡辺真弓
(ぶらあぼ + Danza inside 2014年7月号から)
※関連公演
エトワール・ガラ2014 7/30(水)〜8/3(日) Bunkamuraオーチャードホール
問:Bunkamuraチケットセンター 03-3477-9999
http://www.bunkamura.co.jp
他公演
7/25(金)18:30 愛知県芸術劇場
問:エトワール・ガラ公演事務局 052-678-5308
8/4(月)18:30 フェスティバルホール
問:フェスティバルホール 06-6231-2221