昨年刊行された『名曲のたのしみ、吉田秀和』全5巻に続き、吉田秀和が1980年から87年の7年間にわたってNHK-FMで放送した『名曲のたのしみ、吉田秀和 モーツァルト その音楽と生涯』が書き起こされ全5巻に書籍化される。
これを記念し、WEBぶらあぼ読者限定5名様に『名曲のたのしみ、吉田秀和 モーツァルト その音楽と生涯 第1巻』をプレゼント。
41年間放送が続いた『名曲のたのしみ』では20人の作曲家と生涯を取り上げたが、なかでも長期にわたって放送されたのが、モーツァルト。『名曲のたのしみ』の代名詞と言っても過言ではないモーツァルトの放送を書籍化してほしいという声が編集部に多数届いたという。本書はそれに応えたもの。
モーツァルト研究はこの30年で大きく前進し、80年代に放送された内容には、いささか古さを感じさせるものの、本書は研究書ではなく、モーツァルトをこよなく愛した吉田の言葉の数々と、モーツァルト・ファンを育てた一時代の記録として読み伝えられるべき書。
各巻に付属する吉田の解説を収録したCDと、全5巻購入者への特典として提供される、放送データをまとめた「小冊子」も貴重だ。
■名曲のたのしみ、吉田秀和
モーツァルト その音楽と生涯 第1巻
吉田秀和 解説
西川彰一 校訂
学研パブリッシング ¥3200+税
■第1巻
第1回(1980年4月放送)ー 第52回(1981年7月放送)
●Ⅰ 第1回〜第5回 初期のクラヴィーア作品(1765以前)
●Ⅱ 第6回〜第11回 チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ(1766‐67)
●Ⅲ 第12回〜第19回 初期のオペラ(1768)
●Ⅳ 第20回〜第24回 メヌエットとカッサシオン(1769)
●Ⅴ 第25回〜第31回 「ポントの王ミトリダーテ」(1770)
●Ⅵ 第32回〜第37回 「救われたベトゥーリア」(1771)
●Ⅶ 第38回〜第43回 「アルバのアスカニオ」(1771)
●Ⅷ 第44回〜第48回 ディヴェルティメント K.136〜138(1772)
●Ⅸ 第49回〜第52回 「スキピオの夢」(1772)
吉田秀和(よしだひでかず)
音楽評論、随筆、翻訳家。日本のクラシック音楽界を牽引し続けた巨人。評論、文筆活動に止まらず、「子供のための音楽教室」や「二十世紀音楽研究所」などを設立。小澤征爾や中村紘子、黛敏郎、武満徹など、日本を代表する優れた音楽家の輩出にも貢献した。受賞歴も多彩で、2006年には文化勲章を受章。2012年5月、98歳で逝去。
●今後の発刊予定(全5巻)
第2巻 2014年7月末日予定
第3巻 2014年9月末日予定
第4巻 2014年11月末日予定
第5巻 2015年1月末日予定
全5巻購入者に、特典として①放送データをまとめた「小冊子」または、②モーツァルトの作品のハイライトを収録したCD、いずれかをプレゼント(詳細は書籍のオビに記載)
【プレゼント応募先】
ハガキ、またはメールにて、
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■応募先
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『名曲のたのしみ、吉田秀和 モーツァルト その音楽と生涯 第1巻』プレゼント係
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