ドイツのヴァイマルとバイロイトで10月27日から開催されていた第10回フランツ・リスト国際ピアノコンクールで、嘉屋翔太が1位なしの第2位(最高位)に入賞し、聴衆賞とサン゠サーンス最優秀演奏賞も受賞した。
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第1位 該当者なし
第2位&聴衆賞・サン゠サーンス最優秀演奏賞 Shota Kaya 嘉屋翔太(日本)
第3位 Valentin Magyar(ハンガリー) Rune Leicht Lund(デンマーク)
同コンクールは、リストが活躍した地であるドイツ・ヴァイマルにあるフランツ・リスト音楽大学(1872年創立。作曲家自身が生前その創設を計画した)が母体となり実施されているコンクールで、概ね3年に一度おこなわれている。審査員長のゲルリンデ・オットーのほか、シュ・シャオメイ、パスクアーレ・イアンノーネ、ガーボル・ファルカシュ(2次予選のみ)などが審査員を務める。コンクールの名称の通り、リストの作品が課題曲に多く含まれるのが特徴で、嘉屋はセミファイナルではピアノ・ソナタ ロ短調を、また現地時間11月6日におこなわれたファイナルでは「死の舞踏」をシュターツカペレ・ヴァイマルとともに演奏した。
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嘉屋は開成中学・高校を経て、東京音楽大学ピアノ演奏家コース・エクセレンス3年に特別特待奨学生として在学中。第8回三善晃ピアノコンクール(2018)特別部門で第1位、第43回ピティナ・ピアノコンペティション(2020)Pre特級金賞、その他受賞多数。今年の第44回ピティナ・ピアノコンペティション特級でも3次予選まで進出していた。現在、菊地裕介、武田真理、野島稔の各氏に師事している。
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©Thomas Müller
現地時間の11月7日夜には、バイロイトのオイローパザールで入賞者披露演奏会がおこなわれる。
Internationaler FRANZ LISZT Klavierwettbewerb Weimar-Bayreuth
https://www.hfm-weimar.de/international-franz-liszt-piano-competition-weimar-bayreuth/