『ウィーン国立歌劇場2020 in CINEMA〈トスカ〉』10/1公開

 ウィーン国立歌劇場の《トスカ》公演が、映像作品として10月1日より東劇、新宿ピカデリーほか全国の劇場で順次公開される。同劇場のオペラが、日本国内の映画館のスクリーンで上映されるのは、これが初めてとなる。

アンナ・ネトレプコ (c) Wiener Staatsoper / Michael Pöhn

 今回映像化されたのは、2020年12月の舞台。1958年以来、長きにわたって上演されてきた、マルガレーテ・ヴァルマン演出による伝統のプロダクション。これまでの上演回数は、実に600回以上にのぼる。一途の愛を貫くトスカをアンナ・ネトレプコが演じ、圧倒的な演技力と歌唱力を見せる。カヴァラドッシ役にはネトレプコの実の夫であるユシフ・エイヴァゾフ、そして、スカルピアを演じ、高い評価を受けたヴォルフガング・コッホの歌唱にも注目だ。

左:アンナ・ネトレプコ 右:ユシフ・エイヴァゾフ
(c) Wiener Staatsoper / Michael Pöhn

 同劇場では常連のベルトラン・ド・ビリーがタクトを執り、豪華キャストによる名シーン満載の情熱的なドラマを、臨場感あふれる5.1chサラウンドの立体的な響きと大スクリーンで楽しむことができる。

左:ヴォルフガング・コッホ 右:アンナ・ネトレプコ (c) Wiener Staatsoper / Michael Pöhn

ウィーン国立歌劇場2020 in CINEMA〈トスカ〉
出演:アンナ・ネトレプコ ユシフ・エイヴァゾフ ヴォルフガング・コッホ 他
演出:マルガレーテ・ヴァルマン
指揮:ベルトラン・ド・ビリー
演奏:ウィーン国立歌劇場管弦楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団
会場:ウィーン国立歌劇場
撮影日:2020年/ビスタ/132分/イタリア語/カラー/5.1chデジタル/字幕翻訳:古田由紀子
原題:TOSCA
配給:ギャガ GAGA★ 配給協力:朝日新聞社 提供:dbi inc.