ピアノの藤田真央とヴァイオリンの服部百音が第21回 ホテルオークラ音楽賞の受賞者に決定した。同賞は、将来を嘱望される音楽家の支援を目的としてホテルオークラ東京が1996年に創設。毎年2組の音楽家に授与されている。
藤田は、2019年のチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で第2位に入賞。17年のクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールでは18歳の若さで優勝し、併せて聴衆賞などの特別賞を受賞するなど、目覚ましい活躍を見せている。豊かな歌心、フレキシブルなリズム感など新鮮味と自発性に満ちた演奏とその音楽的センスが評価されての受賞となった。
服部は、09年にヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールのジュニア部門で史上最年少で優勝。15年ゴールドシュタイン国際ヴァイオリン・コンクールでグランプリを受賞するなど、数々のコンクールで入賞を果たしている。現在は、ザハール・ブロン・アカデミーに在籍し、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースに在学中。作品に真正面から向き合いながら表現を考察し、一貫して自身の音楽を追求し続ける姿勢が評価された。
ホテルオークラ東京
https://theokuratokyo.jp