区民参加による3年越しのプロジェクトが始動!
大田区は本年度から3年間の計画で、区民参加を対象としたユニークな音楽プロジェクトを始動。その第1弾はJ.シュトラウスⅡによるオペレッタの最高傑作《こうもり》第2幕の楽曲を中心とした、芝居仕立ての日本語版上演。公募により集まった36名の区民合唱メンバーが、約半年かけて発声や所作、演技などのレッスンを重ね、本番公演ではプロの人気オペラ歌手らと一緒に大田区民プラザ・大ホールのステージに立つというもの。参加者はすでに7月からプロのヴォイストレーナーと演出家から声と身体表現に関する指導を受け、現在は小ホールで立ち稽古の真っ最中。来年1月の通し稽古を経て2月2日の本番を目指している。演出はオペラを中心に幅広く手がける髙岸未朝(みさ)、指揮は近年活躍めざましい松田義生が担当(伴奏はピアノ)。アイゼンシュタイン役に望月哲也、ファルケ役と合唱指導には金山京介と人気テノール2人が関わっているのも注目。晴れ舞台が楽しみだ。
文:東端哲也
(ぶらあぼ2019年12月号より)
2020.2/2(日)14:30 大田区民プラザ
問:大田区民プラザ チケット専用電話03-3750-1555
https://www.ota-bunka.or.jp/