横浜みなとみらいホールが2月22日にプレス懇談会を開き、2017年度の主催公演を発表した。
同ホール館長の池辺晋一郎は「館長に就任して今年で10年目。都心とは違った、素晴らしいロケーションで仕事ができるのを、いつも幸せだと感じている。就任当初に提案した、小ホールでの身近に楽しめるオペラや現代音楽のシリーズ、パイプオルガンのコンサートなどは、このホールの特色になっているかと思う」と語った。
主催公演のうち主なものは、オーケストラではヘルベルト・ブロムシュテット指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のシューベルト「グレイト」とブラームスのヴァイオリン協奏曲(独奏:レオニダス・カヴァコス)(11/9)、フィリップ・ジョルダン指揮ウィーン交響楽団によるベートーヴェン「運命」とマーラー「巨人」(11/26)など。オペラは、「気楽にオペラ!《ラ・ボエーム》」(4/7,4/8) とパーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団による《ドン・ジョヴァンニ》(演奏会形式)(9/11)。同ホールの“シンボル”であるパイプオルガンの演奏会の中では、フランスの名匠ミシェル・ブヴァールのリサイタルに注目(2018.2/3)。また、30年以上にもわたり新進芸術家を紹介してきた「横浜市招待国際ピアノ演奏会」(11/3)は、今回で36回目を迎え、アレクセイ・タルタコフスキ、ナタナエル・グーアン、永野光太郎らが出演する。
(ぶらあぼ2017年4月号より)
横浜みなとみらいホール
http://www.yaf.or.jp/