「調布国際音楽祭 2017」が6月11日から18日まで調布市グリーンホールを中心に開催される。2月17日に会見が行われ、同音楽祭エグゼクティブ・プロデューサーの鈴木優人、調布市文化・コミュニティ振興財団専務理事の吉田隆司らが登壇した。
同音楽祭は、2013年より「バッハの演奏」「アートとの連携」「次世代への継承」の3つをテーマに掲げ「調布音楽祭」の名称で始まった。今年で5回目という節目を迎えたことを機に「調布国際音楽祭」に改名し、シンボルマークとロゴマークはデザイナー・平野敬子がデザインした。
鈴木優人は、「この音楽祭は私にとってのライフワークで、音楽を通して人と人とのつながりを感じられるもの。名称に“国際”と付きましたが、変わらずに親しみを持っていただければと思います。一層盛り上げていきたい」との思いを語り、公演内容を紹介した。
同音楽祭監修の鈴木雅明は、ビデオメッセージで「国際音楽祭ということで、大きな一歩を踏み出します。今までのテーマは守りながら、皆様に様々な音楽の喜びを伝えていきたい」と意気込みを語った。
主なプログラムとしては、バッハ・コレギウム・ジャパンが東京では初のオール・モーツァルト・プログラム(6/18)で交響曲第40番、第41番などを演奏。小菅優「ベートーヴェン詣(MO-DE)」2017(6/16)ではベートーヴェンとモーツァルトのピアノと管楽のための五重奏曲に加え、藤倉大「GO」(委嘱新作)が披露される。
フェスティバル・オーケストラ公演では、イギリスの指揮者ポール・グッドウィンを迎え、メンデルスゾーンやベートーヴェンの交響曲を披露(6/17)。深大寺本堂ではフランチェスコ・コルティのチェンバロ・リサイタル(6/14)が行われる。
また、毎年6月にサントリーホールで開催されているチェンバーミュージック・ガーデン(今年は同時期ホール休館中のため9月に開催)との連携公演として「チェンバーミュージック・ガラ・コンサート」(6/11)も行う。
(ぶらあぼ2017年4月号より)
調布国際音楽祭
http://chofumusicfestival.com/