水戸芸術館館長に小澤征爾が就任

  吉田秀和初代館長の死去後不在となっていた水戸芸術館館長に、指揮者で水戸室内管弦楽団音楽顧問の小澤征爾が4月1日付で就任することが決まった。31日、水戸市芸術振興財団が発表した。

 小澤征爾は、2010年に食道がん摘出手術を受け、昨年3月公演活動休止を発表していたが、昨年7月5日「故吉田秀和さんのお別れの会」で5分ほど、今年3月27、30日に京都と東京で開かれた、「小澤征爾音楽塾」で10分ほど指揮するなど、活動を再開しつつある。
 総監督をつとめるサイトウ・キネン・フェスティバル松本では今年、8月の4日間、ラヴェルのオペラ《こどもと魔法》を指揮する予定となっている。