第445回 日経ミューズサロン シュパチェク・カルテット

チェコ音楽の神髄を届ける


 “弦の国”の真髄に触れられるに違いない。2011年、弱冠24歳の史上最年少で名門チェコ・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任し、話題をさらったヨゼフ・シュパチェクJr.が、同フィルの精鋭たちと共に組織した弦楽四重奏団シュパチェク・カルテット。来る2月の日経ミューズサロンで、衝撃の東京デビューを果たす。同カルテットは、ミラン・ヴァヴジーネク(第2ヴァイオリン)、ヤン・シモン(ヴィオラ)、ヨゼフ・シュパチェクSr.(チェロ)らにより、1992年に結成されたチェコ・フィル・ストリング・カルテットを母体に、数々の登竜門で実績を残し、ソリストとしても大活躍のシュパチェクJr.の加入を機に、シュパチェク・カルテットとして新スタートを切った。今回のステージは、珠玉のオール・チェコ・プログラム。スメタナの第1番「わが生涯より」をはじめ、マルティヌーの第7番「室内協奏曲」、そしてクロンマーと3つの弦楽四重奏曲に、スーク「古いコラール『聖ヴァーツラフ』による瞑想曲」を聴かせる。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2016年1月号から)

2016.2/29(月)18:30 日経ホール
問:日経ミューズサロン事務局03-3943-7066
http://www.nikkei-hall.com