5歳からヴァイオリンを久保田良作氏のもとで始め、1975年より江藤俊哉氏に師事。1980年桐朋学園大学卒業。同年エリーザベト王妃国際音楽コンクールで日本人初の優勝を飾る。以来ベルリン・フィル、ロンドン響、シカゴ響、クラウディオ・アバド、小澤征爾、サイモン・ラトルなど世界一流のオーケストラ、指揮者との共演を重ねている。
世界中の音楽祭に数多く招かれ、その中にはアメリカのマールボロ音楽祭、クレーメルの主宰するロッケンハウス音楽祭、ルガーノアルゲリッチ音楽祭(スイス)、フランダース音楽祭(ベルギー)などがある。室内楽にも熱心に取り組んでおり、これまでにルドルフ・ゼルキン、アルゲリッチ、ルイサダ、クレーメル、マイスキー、今井信子、メネセス、ナイディックなどと共演している。2013年からイタリアのカメラータピチュナに於いて、2014年からはイギリスのケンブリッジに於いてマスタークラスを2017年まで開催した。2018年からはフランスのエクサンプロヴァンスでマスタークラスを開催している。
日本では、「モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集」「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏」「J.S.バッハ/ブラームスプロジェクト全6回」など多くのプロジェクトに取り組む。2016年秋には、シェレンベルガー指揮カメラータ・ザルツブルクとモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲演奏会を東京で開催し、絶賛を浴びる。また、2011年東日本大震災に対し、微力ながら手助けになる事を願って、毎年ブリュッセルに於いて「復興コンサート」を行なっている。
レコーディング活動も活発で、オクタヴィア・レコードより「J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲集」に続き、最新版となる「ブルッフ&ブラームス」(協奏曲)を2017年1月にリリース。その他には、ニース響とのラロ:ヴァイオリン協奏曲集、シャンドール・ヴェーグ指揮カメラータ・ザルツブルグとのモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集、ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集などがある。
多くの国際コンクールの審査員にも招かれており、2016年5月より仙台国際音楽コンクールヴァイオリン部門審査員長に就任。2015年7月には、春秋社より著書「ヴァイオリニストの領分」を刊行。現在、ブリュッセル王立音楽院教授、マーストリヒト音楽院教授。
使用楽器は、ヨゼフ・グァルネリ・デル・ジェス(1741年製)。
公式ホームページ http://yuzukohorigome.com/
コンサート情報
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