
1997年プラハの春国際音楽コンクール優勝、1999年ミュンヘン国際音楽コンクール最高位(1位無し2位)受賞。ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を8年間務めた後、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演奏者として1年間活動した。アバドの信頼を得て、長年モーツァルト管弦楽団の首席奏者を務め、この間に録音活動も行う。いずれもドイツ・グラモフォンよりクラウディオ・アバド指揮モーツァルト管弦楽団との共演で、2011年に「モーツァルト:ホルン協奏曲集」、「モーツァルト:協奏曲集」(管楽器のための協奏交響曲K.297b)、「J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集」(ブランデンブルク協奏曲第1番)をリリースした。
ソリストまたは首席ホルン奏者として、これまでに、クラウディオ・アバド、カルロ・マリア・ジュリーニ、ダニエル・バレンボイム、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、ロリン・マゼール、チョン・ミョンフン、マリス・ヤンソンス、ジェフリー・テイト、ワレリー・ゲルギエフ、サイモン・ラトル、アントニオ・パッパーノ、リッカルド・ムーティと共演している。また、アントニオ・パッパーノ指揮ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団との共演で、エリオット・カーターのホルン協奏曲のヨーロッパ初演や、イアン・ボストリッジとブリテンのセレナードを披露し、大絶賛される。
2004年からローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団の首席奏者として活躍し、ルツェルン祝祭管弦楽団の首席奏者も務める。このほか、ハンブルク交響楽団、ミラノ・スカラ座管弦楽団、フェニーチェ劇場管弦楽団、カリアリ・リリコ劇場管弦楽団、マントヴァ室内管弦楽団、バーデン=バーデン・フィルハーモニー管弦楽団、パーリ・ペトゥルッツェッリ劇場管弦楽団等のオーケストラとホルン協奏曲を共演している。今後はグスターボ・ヒメノ指揮ウィーン交響楽団とリヒャルト・シュトラウス音楽祭に登場し、R.シュトラウスのホルン協奏曲を披露する。
指揮者としては、ヒューマンライツ・オーケストラを創設し、音楽監督を務めている。また、カリアリ・リリコ劇場管弦楽団でワーグナーとブラームスのオーケストラ・レパートリーを指揮したほか、ジェフリー・テイトの代役としてハンブルク交響楽団を指揮し、絶賛された。吹き振りも好評で、マルキジャーナ・フィルモニカ・オーケストラやイ・ソリスティ・アクイラーニと共演し、2019年にはローザンヌ室内管弦楽団で指揮とホルン演奏の一人二役で登場する。