Tag Archive for 中川俊郎

佐藤祐介(ピアノ)

フランス音楽の秘曲と邦人新作による、才気が光るリサイタル  才能の煌めきを感じさせる俊英である。12月14日に「フランス音楽、時代の開拓者たち」と題したリサイタルを開催するピアニストの佐藤祐介。意外にもピアノを本格的に習い始めたのは遅かったという。 「読書が好きで音楽家の伝記などを読むうちに、クラシック音楽に興味を持つ…

【CD】メッセージ/佐藤祐介&中川俊郎

 バリバリの現代音楽からパスティーシュ、おしゃれなCM音楽までジャンルでくくれず、かといって通り過ぎるにはなんとも気になる中川俊郎は、筆者には困った作曲家だったが、この表面的には人を食った自称“ヒーリングCD”に強い歴史意識が通底しているのをみて、謎が少し晴れた。膨大な量の、過去の音楽遺産の断片―それは旋律の直接の引用…

第22回 京都の秋 音楽祭 光と色彩の作曲家 クロード・ドビュッシー

音と言葉でドビュッシーの芸術に多角的に迫る  古都・京都はフランス文化と関連の深い土地でもある。京都・パリ友情盟約締結60周年・日仏友好160周年にあたる2018年、没後100年を迎えたドビュッシーを3回シリーズで楽しむスペシャル企画が京都コンサートホールで開催される。斬新な響きや繊細なリズム感をもつ彼の音楽は、光と影…

京都でドビュッシー没後100年を記念する特別企画

 ドビュッシーの没後100年、京都・パリ友情盟約締結60周年/日仏友好160周年の年でもある今年、京都コンサートホールでは、ドビュッシーにまつわる3つのコンサートシリーズが特別企画されている。  1958年6月15日、初めての姉妹都市として,パリ市と友情盟約を締結した京都市は、歴史都市,文化芸術都市,国際観光都市など,…

松平 敬(バリトン)

古典と現代、どちらも楽しんでください  現代音楽の分野で実に多彩な活動を繰り広げるバリトン歌手・松平敬のリサイタル。ピアノで共演するのは作曲家でもある中川俊郎だが、松平にとってピアノとの共演自体が特別なことだ。 「現代音楽を中心に歌っていることもあって、歌とピアノというフォーマットでは意外に演奏していないんです。中川さ…

津田ホール 春の宴

“音の記憶”をしっかりと刻みたい  閉館の知らせを惜しむ声も相次ぐなか、運営する大学の経営判断により今年3月いっぱいで27年の歴史に幕を閉じる津田ホール。良質な音響を生かした多彩な企画を取り上げてきたホール主催公演のラストとなるのが、横笛の福原徹を中心とする異色のコンサートだ(貸しホール営業は3月末まで)。2001年に…