福井敬介 ピアノリサイタル

リストやラフマニノフの超難曲で本領発揮

(c)FUKAYA Yoshinobu/auraY2

 福井敬介は武蔵野音楽大学を経て同大学院音楽研究科修士課程ヴィルトゥオーゾコースを修了したピアニスト。修士課程修了時には特に優れた成績をおさめた人物に授与される「クロイツァー賞」を受賞。過去の受賞者には多くの著名ピアニストが名を連ねており、今後の益々の活躍が期待される。現在は武蔵野音楽大学および同大学附属音楽教室の講師として後進の指導に当たりながら、オーケストラとの共演をはじめ、リサイタルやジョイント・コンサートへの出演など、活発な演奏活動を展開している。

 高い技術力と多彩な表現力を誇り、幅広いレパートリーをもつ彼は、今回のリサイタルでドビュッシーとラフマニノフの前奏曲、さらにリストの「巡礼の年 第2年 イタリア」から「第7曲 ダンテを読んで:ソナタ風幻想曲」などを演奏する。リストのスペシャリストであるケマル・ゲキチに師事した福井の超絶技巧と豊かな表現力を存分に味わえる内容であろう。
文:長井進之介
(ぶらあぼ2021年9月号より)

2021.10/1(金)19:00 ヤマハホール
問:プロアルテムジケ03-3943-6677 
https://www.proarte.jp

他公演
2021.8/28(土) 旭川/大雪クリスタルホール音楽堂(福井音楽教室0158-84-2953)