復興を願って豪華アーティストが結集!
音楽の力を信じ、被災地の一日も早い復興を願って続けられている《クラシック・エイド》も今年で第4回を数える。前回は収益の一部と会場募金をあわせて約567万円もの寄付を実現するなど、着実な成果をあげているが、豪華アーティストが結集したこの魅力的なプログラムを見ればそれも納得。前半は厳かなバッハのカンタータや、福島県立湯本高校吹奏楽部による人気の「あまちゃん オープニングテーマ」などが演奏される。後半は、長谷川陽子(チェロ)&仲道祐子(ピアノ)のショパン「チェロ・ソナタ」第3楽章ほかの音楽と、当日の司会も務める鮫島有美子(ソプラノ)の朗読による柴田トヨの詩集『くじけないで』でスタート。この他、千住真理子(ヴァイオリン)による日本の名旋律、仲道郁代によるシューマン「トロイメライ」、錦織健(テノール)が歌うスカルラッティ「すみれ」…と盛り沢山。最後に鮫島有美子が歌う「花は咲く」を聴けば、会場の心はひとつに。
文:東端哲也
(ぶらあぼ2014年2月号から)
★3月16日(日)・東京オペラシティコンサートホール
問 ジャパン・アーツぴあ03-5774-3040 http://www.japanarts.co.jp