フレッシュ名曲コンサート 読響 × 原田慶太楼(指揮) × 小井土文哉(ピアノ)

注目の指揮者とピアニストが繰り広げる熱気あふれるステージ


 次代を担う新進気鋭の音楽家たちが躍動する「フレッシュ名曲コンサート」。1月30日、めぐろパーシモンホールでの公演には、原田慶太楼指揮読売日本交響楽団とピアノの小井土文哉が出演する。曲はロッシーニのオペラ《セビリアの理髪師》序曲、グリーグのピアノ協奏曲、そしてチャイコフスキー交響曲第5番。名曲中の名曲が並ぶ。

 原田慶太楼はアメリカを拠点に国際的な活動を繰り広げる若手の注目株。2020年シーズンより、ジョージア州サヴァンナ・フィルハーモニックの音楽監督・芸術監督を務める。近年、国内のオーケストラとの共演も多く、特にウイルス禍にあった2020年は八面六臂の大活躍だった。どのオーケストラに対しても求める音楽をはっきりと要求し、積極的にオーケストラとの化学反応を引き出そうとする姿勢が頼もしい。エネルギッシュな指揮ぶりから生まれる色彩豊かなサウンドは痛快。チャイコフスキーの交響曲第5番では、起伏に富んだドラマと甘美な旋律美をたっぷりと堪能できるだろう。

 グリーグのピアノ協奏曲で独奏を務める小井土文哉は1995年生まれの新星。2018年に日本音楽コンクール第1位、19年にはイギリスのヘイスティングス国際ピアノ協奏曲コンクール第1位を獲得するなど、輝かしいコンクール歴を誇る。指揮の原田が開設するYouTubeチャンネルに招かれて一足先にトークで「共演」し、相性のよさを見せた。ステージ上でも息の合ったところを披露してくれるにちがいない。
文:飯尾洋一
(ぶらあぼ2021年1月号より)

2021.1/30(土)15:00 めぐろパーシモンホール 【LIVE配信あり】
問:めぐろパーシモンホールチケットセンター03-5701-2904 
https://www.persimmon.or.jp